カイジのカードの売り抜け戦略徹底考察

カイジのカードの売り抜け戦略徹底考察

「限定ジャンケン」の必勝法!

カイジのカードの売り抜け戦略徹底考察

カイジの「限定ジャンケン」をご存じだろうか?多額の借金で首が回らなくなった若者を集め、希望の船・エスポワールで行われる一夜限りのギャンブル。勝てば借金は全額チャラだが、負ければ命の保証はない、まさに命がけのギャンブル。 この限定ジャンケン、果たして必勝法はあるのだろうか?今回は、限定ジャンケンの必勝法について考察してみよう。

 

ルール

限定ジャンケンの基本的なルールは以下の通り。

  • ゲーム開始前に、最大1000万円の資金を主催者側から借り入れできる
  • 星3つとグー、チョキ、パーのカードをそれぞれ4枚ずつ持ってスタート
  • ジャンケンの勝者は敗者から星1つを奪う
  • 制限時間内にカードを全て使い切り、かつ星を3つ以上持っていれば勝ち抜け

カードの「買い占め」は必勝法か?

作中にもあった「カードの買い占め」は、必勝法になるだろうか?

カイジは、古畑・安藤と組み、グーのカードを買い占める作戦に出た。これは、他のカードが消費しつくされた時に、グーを独占していれば、チョキで、高確率で勝てるという作戦である。

しかし、カイジの意図した通りには進行しない。買い占めたグーで勝てるはずのチョキだけが、会場から減り続けてしまう異常な事態が起こる。チョキだけが減り続けていた理由は、パーを独占しているグループが存在したためである。この後、カイジらはパーを買い占めしたグループにカモにされることになる。

なぜ、グーを買い占めするだけでは、「必勝法」にはならなかったのか。ここに買い占めを必勝法にするためのヒントがある。

「買い占め」を必勝法とするには

そもそも、「買い占め」作戦では、別チームも同時に買い占めを行うリスクが付きまとう。この点がカイジには盲点だった。

これを理解した上で、もし買い占めで必勝の状況を作り出したいのであれば、2種類以上のカードを買い占める必要がある。2種類のカードの買い占めに成功すれば、これは確かに限定じゃんけんの必勝法となるだろう。

しかしながら、2種類の買い占めはかなり大がかりの作戦になる。1種類のカードの買い占めでも、3人単位のチームを組むことが必要である。2種類のカードの買い占めともなると、さらにその倍の6人が必要となる。これは非常に難しい。

限定ジャンケンではチームを組むこと自体がリスクで、事実、カイジも仲間内の裏切りに合っている。そう考えると、2種類の買い占めは必勝法とは言い難いのかもしれない。別の必勝法を考える必要がありそうだ。

仲間内での「あいこ作戦」は必勝法か

あいこで消費する作戦はどうだろうか?

そもそもこの限定ジャンケンは星を増やす必要がない。最初の星3つを維持してカードを使い切れば、それで勝利条件を満たす。だから、あいこですべてのカードを消費することができれば、それが必勝法なのである。

ただし、ゲームの参加者は、ゲーム開始前に強制的に軍資金を借りさせられており、そこに分刻みで利子が乗っている。このため、この「あいこ作戦」で勝つには、ゲーム開始直後にカードを消費しきる必要がある。

あいこ作戦に潜む「囚人のジレンマ」

事実、作中で船井も、ゲーム開始直後に、このあいこ作戦を持ちかけている。しかし、結局は、リピーターであった船井の策にはめられて星を二つ失うことになる。

あいこ作戦は、カードを完全に開示して、確実にカードを消費できれば、確かに必勝法となる。しかしながら、裏切ってジャンケンに勝ってしまえば、星が増える。ゆえに裏切りが起こる。「囚人のジレンマ」のような話である。

カードを開示しても、船井のようなイカサマもあり得るから「相手に裏切られるかも」という疑念を完全に消し去ることは難しい。このため、必勝法とは言い切れない。さらに別の必勝法を考える必要がありそうだ。

ネットで語られる「カードの売り抜け戦略」

作中には登場しないが、ネットで必勝法と話題なのが「カードの売り抜け戦略」である。

ゲームが中盤以降になると、星が1つ、2つで、星が足りないままで、カードを使い切ってしまった参加者が何人も現れることになる。

こうしたカードが足りなくなった参加者に全てのカードを売ることができれば、勝利条件を満たすことができる。

カードの売り抜け戦略を必勝法に昇華させる「カード一括売却」

カードの売り抜け戦略にも注意が必要で、偏ったカードを残してしまうとカモにされる。この点は、ふつうに勝負してカードを消費した場合と同じである。

「カードの売り抜け戦略」で確実に勝つには、「全てのカードを一括で販売する」ことが望ましい。これができるなら、理想的である。

カード一括売却はあの「吹き溜まり」を狙う

カード12枚を一括売却するためには、具体的には、星の数が一つでカード0枚の参加者を探して交渉することである。星一つの参加者は、星を二つ増やす必要がある。星三つに到達するために、勝ったり負けたりを繰り返しながら、かなりの回数ジャンケンする必要がある。

このカードを欲している「星一つの参加者」であれば、たとえカード12枚であっても、しぶしぶ売却の交渉に応じるはず。カードの売り抜け戦略に気付いている参加者が自分だけであれば、値段を吊り上げることも可能になる。

「カード0枚、星一つの参加者」を見つけるのは難しくない。カイジが古畑を見つけたあの吹き溜まり、“嘆きの部屋”に行けば必ず見つかるだろう。敗者は一か所に集まっている。

他の参加者が気付く前に成功すれば、「カードの売り抜け戦略」ほとんど必勝法になりそうである。いかがだろうか。

まとめ

今回は、カイジの「限定ジャンケン」の必勝法を考察してみた。作中には登場しなかったが、「カードを売る作戦」などは必勝法に近い作戦といえそうである。

もちろん作中では、必勝法は登場していない。だからこそ、高度な心理戦とクズの裏切りが生まれ、ドラマが生まれている。

ただ、作品外でこうした必勝法をあれやこれやと考えてみるのも面白い。あなたならどんな作戦で、この船を生き残るだろうか?