ダメ男×ドSなスーパーアイドル 『RANGEMAN』

ダメ男×ドSなスーパーアイドル 『RANGEMAN』

涙の打ち切りシリーズ

ダメ男×ドSなスーパーアイドル 『RANGEMAN』

漫画でも連続ドラマでも、お気に入りの作品が突然打ち切りになってしまったら悲しいですよね。人気がないとか事情はいろいろあるだろうけど自分にとっては最高、という漫画を「涙の打ち切りシリーズ」と題してご紹介していきたいと思います。第一弾はモリタイシ先生の「RANGEMAN」です。

 

漫画のあらすじ

「RANGEMAN」の概要を簡単に説明させて頂きます。

主人公は高校生2年生の大塚錬児(おおつか れんじ)。恋多き少年であるが、バカで変な性格であるため全くモテない。失恋記録は100連敗。

ヒロインは中学生でありながらスーパーアイドルの神楽坂風香(かぐらざか ふうか)。

錬児はとあるきっかけで、地球を守るヒーロー、「レンジマン」となります。レンジマンとは、恋するパワーで変身し、恐怖の地球外生命体・メガネスターと戦う秘密戦隊です。
秘密戦隊と言っても基本的に戦闘シーンは少ないです。ラブコメ要素が強く、錬児が様々な女性に恋をしながらも、最終的には錬児と風香が両想いになるストーリーです。

打ち切りのタイミング

「RANGEMAN」は単行本6巻で打ち切りとなってしまった作品です。1巻ごとにどんどん面白くなっていくので、打ち切りを知った時には、かなりショックを受けました (1巻は正直全然面白くないです(笑)) 。

打ち切りのタイミングとしては、単行本5巻が発売された頃であると推測されます。単行本6巻では最後のメガネスターとの戦闘は省かれていますが、限られたページ数の中で、違和感なく上手く終わらせたなと言う印象で、良い終わり方であったと個人的には思っています。

打ち切りの理由は明かされていませんが、作者は最終巻のあとがきで、「全ては自分の実力不足でした」と語っています。ネットでも、「これから面白くなるところだったのに…」と嘆くファンもおり、「雑誌のアンケートを出す層の好みと合わなかったではないか」と、議論もされていましたが、打ち切りの理由は様々な大人の事情があるのでしょう。

漫画の見どころ

他のキャラクターの恋愛もありますが、個人的に、この漫画の醍醐味はなんと言っても、風香の圧倒的な可愛さと変態さを備えたそのキャラクターです。もう風香だけでこの漫画はもっているんじゃないかと言うぐらいに風香の存在感が大きいです。

なので、魅力的な風香の特徴をこの記事では語りたいと思います。

風香の魅力① 圧倒的な可愛さ

髪の毛は黒髪ロング。現実世界で言えば、メチャクチャ可愛かった10代の頃の女優の夏帆さんに似ていると個人的に思っています。清楚系の清純派アイドルが好きな方にはおススメの顔です。

漫画の設定では、内閣総理大臣の娘であり才色兼備の国民的アイドル。国民が作り上げるイメージを壊さないように、必死に本当の自分を抑え込んで、仮面をかぶった日々を過ごしています。

風香の魅力② 内に秘めた超ドS心

もともとは、ドSではなかった風香ですが、無神経な錬児と関わっていく間に風香は錬児のことを嫌いになります。ある日、風香は夢の中で嫌いな錬児を何度もげんこつをする夢を見ます。密かに眠っていた超ドS心がこの頃から芽生え始め、とあることをきっかけに夢さながらに錬児を何度も何度もグーで振り下ろして、頭を叩いてしまうのです。これをきっかけに、風香は錬児に暴力を振るうことに『快感』を覚えるのです。

絵は可愛い感じで描かれていますが、錬児に対して、辰吉丈一郎ばりのボディブローをかましたり、アッパーで気絶させてダウンしたところを何度も踏みつける、大量のタバスコを飲ます、気絶しているところに無理やり大量の水を飲まして覚醒させる、爆発たまごを渡す、熱湯のシャワーをかける、両目にシャンプーをかける、サンドイッチにマスタードを大量に仕込む、頬と首に掌底、全力のビンタ、背中を渾身の力で殴打、人差し指でニキビを勢いよくつぶす、ヒールで顔面をグイグイ、体幹を全力でつねる、太ももを全力で殴打、石を投げてガラスを割る、膝をトンカチで殴打して青アザになった部分を、「青アザ1000回押しの刑だっ♡」と言って、1000回手で押す等々。

可愛い顔して、ハードなことを錬児にやってのけます。ドMな方は、錬児になりたいと思うはずです。

風香の魅力③ 嫉妬深い

風香は国民が作りあげたイメージを壊さないように、普段から気を張っていましたが、錬児に対しては飾らず接することができ、いつのまにか素の自分のままで接することができる錬児を好きになってしまいます。

風香はツンデレというわけではないのですが、基本的に嫉妬深い一面もあります。ただ、その嫉妬心の矛先は全て錬児に向けられるので、読んでいてとても可愛いのです。

女子同士の黒い争いは一切なく、風香はこんなことで嫉妬して可愛いなあと思えるのです。女性と一緒に歩いていた錬児のことをストーキングしたりと、ヤバい一面もありますが、不思議とそういう行動を風香なら可愛いと思えてしまうのです。錬児のことで、よく泣いたりと、女の子らしい一面も見ることが出来ます。

風香の魅力④ わがまま

錬児以外の生物にはとても優しく、いつもニコニコとしています。ただ、錬児に対してはとにかくわがままです。夜中の12時に無理やり錬児を連れて行ったり、電話に出なかったら20回もかけたり(録音で「死んで」と残す)、アイスクリームをダッシュでパシりに行かせる(アイスクリーム代は錬児持ち)、自宅で一人で一夜を過ごすことになった時に、錬児を呼び出し、お風呂とトイレの時は近くで歌をうたわせながら見守りをさせる(お風呂は1時間入る)。さらに、自分が就寝してから、錬児には寝ないように見守らせる等々。

錬児が無神経だったり、不法侵入でお風呂を覗いてしまったり等、もちろん錬児にも非があることもあるのですが、基本的には錬児に対して無茶苦茶します(笑)。

最後に… とにかく風香が可愛い

上記の文章を見ていると、「風香大丈夫か?ヤバい奴なんじゃないの?」と、思う方もおられるかもしれませんが、とにかく風香が可愛いのです。ツンデレとはまた違う、二人きりになったら急にわがまま・暴力的になるなど、新しいタイプのヒロインじゃないかなと思います。清楚な美少女と暴力的なギャップが個人的には最高でした。

単行本6巻で打ち切りになってしまった「RANGEMAN」ですが、とても面白いのでお勧めします。