『ゴブリンスレイヤー』

『ゴブリンスレイヤー』

これぞゴブリン無双!原作は「このライトノベルがすごい!2017」文庫部門で新作ランク堂々の1位!!

『ゴブリンスレイヤー』

月刊ビッグガンガンにて現在連載中で、原作は「このライトノベルがすごい!2017」の文庫部門で新作ランキング1位に輝いた「ゴブリンスレイヤー」。 蝸牛(かぎゅう)くも先生が手がけたライトノベルを神無月昇氏がキャラクター原案、黒瀬浩介先生が作画をそれぞれ担当したダーク・ファンタジー漫画です。 作中に登場するモンスターの中で最下級とされている、ゴブリンを専門に討伐する主人公の活躍を描いた本作は、2018年にテレビアニメ化。好評を博して先ごろ、劇場版アニメ化が決定してオリジナルエピソードの制作と上映が発表されました。 今、人気&注目度急上昇中の本作を紹介します。

 

あらすじ

冒険者になったばかりの女神官は、同じく新人の戦士・武闘家・魔術師ら構成された冒険者のパーティーからゴブリン退治に誘われて、4人でゴブリンの巣である洞窟に向かう。

しかし、ゴブリンが最下級のモンスターであるという慢心と、ルーキーゆえの経験不足から油断していたところに奇襲を受けてしまい、パーティーは女神官を除き全滅してしまった。

女神官も目の前で起きた惨劇に戦意を喪失してしまい絶体絶命かと思われたその時、ゴブリンスレイヤーと名乗る最上位の冒険者が現れる。瞬く間にその場にいたゴブリンたちを次々と殺していく。

九死に一生を得た女神官は、ゴブリンスレイヤーと共に洞窟の奥に進んでいくと、ボスであるゴブリンの上位種と遭遇。女神官が魔法を駆使して、ゴブリンスレイヤーとの連携プレーで見事に倒した。

さらに、居合わせていたまだ子供のゴブリンも「生かしておく理由など一つもない」とゴブリンスレ―ヤーは一刀両断。怯える無抵抗の幼いモンスターも、躊躇することなく殺していった。

心に傷を負った主人公

本作の主人公の本名は作中で明らかになっておらず、他の登場人物たちから通り名の「小鬼(ゴブリン)を殺す者(スレイヤー)」と呼ばれており、自らもそう名乗っています。

普段は口数が少なく、ぶっきらぼうな淡々とした口調が特徴。ゴブリンからの奇襲を警戒して、常に顔全体を覆った兜をかぶって全身を鎧でまとった青年です。

「ゴブリンの殲滅」が彼の行動理念となっており、ゴブリンに対して異常なまでに執着しています。

その理由は、10年前にゴブリンに故郷の村を滅ぼされて姉が惨殺されるという一部始終を目撃していた過去にありました。
深く傷を負った彼はゴブリンへの底知れぬ憎悪をもって、日々ゴブリンを殺し続けてきたのです。

ゴブリンを殺して殺して殺しまくる、ゴブリン殺人マシーンと化している主人公に、最初は面食らってしまうかもしれません。ですが、彼の壮絶な経験からくる「ゴブリンの殲滅」という一貫した目的と、それを実行するうえでの入念な準備を怠らないストイックな姿勢がハードボイルドでかっこよく、自然と読者の心をつかんでいきます。

ゴブリンがずる賢く鬼畜外道

ゴブリンといえば、一般的にRPGなどでよく登場するザコキャラ。本作でも登場するモンスターの中で上位種の強いゴブリンもいますが、基本的に最下級に位置付けられています。

しかし、その評価はゴブリンが単体での話。普段は群れで行動しており、ずる賢く極めて残忍な性格で、集団で人間の村を襲い家畜や作物を略奪する恐ろしいモンスターなのです。

ゴブリンの生態として性別はオスしか存在しません。繁殖には人間やエルフなどの別種族の異性が必要であるため、女性をさらって強姦し子供を産ませるという、鬼畜外道な存在として描かれています。

仲間たちとのチームワーク

主人公のゴブリンスレイヤーは、当初こそ単独でゴブリンを退治して回っていました。次第に彼の「ゴブリンの殲滅」という思想に共感し、命を救われた女神官を始め、妖艶な弓使いのエルフ・魔法も使いこなすドワーフ・勇猛果敢なリザードマンなど、仲間が増えていきます。

それによって、ゴブリンの倒し方も物理攻撃だけではなく、魔法やアイテムの他に特殊な罠や、他のモンスターにゴブリンを襲わせるなど多種多様に。ゴブリンという同じ種族のモンスターを倒し続けているにも関わらず、戦いのバリエーションが豊富で読者を飽きさせません。

また、普段はゴブリンを殺す事しか考えていないクールで寡黙な主人公が、仲間たちとの交流を通じて徐々に人間らしさが垣間見えていくところも、本作の見どころの一つとなっています。

王道のファンタジー要素が盛りだくさん!

本作のジャンルはダーク・ファンタジー。血生臭いグロテスクな描写もありますが、それが気にならない程の躍動感のあるバトルシーンが目白押しです。

パーティーの各キャラクターの個性を生かした立ち回りや、ド派手な魔法のオンパレードなど手に汗を握る展開に、皆さんも必ず引き込まれていくことでしょう。

普段は兜に覆われて顔が見えない主人公ですが、登場人物たちの前では素顔を披露したことも。どうやらイケメンらしいので、今後、読者に公開されるような展開があった場合、女性の方は必見かも知れませんよ!

(ライター:パープル2)